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2020/05/30
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シックハウス対策編

 

今回はシックハウス対策を

ご紹介させていただきます。

 

住宅内に発散した化学物質の影響によってさまざまな

健康被害を起こすシックハウス。

住宅の高気密化、ライフスタイルの変化なども

一因と考えられています。

正しい対策を行って、健康に暮らしましょう。

 

 

==シックハウス対策==

新築やリフォーム後など頭痛やめまい、吐き気、

のどの痛み、目がチカチカするなどの症状が出る

場合があります。

これらの症状は「シックハウス症候群」と呼ばれ、

建材や家具、日用品などから発散する

ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどの

揮発性有機化合物(VOC)が、原因の一つだと

考えられています。また、住宅の気密性が高くなり、

ライフスタイルの変化に伴う換気不足なども

影響があるといわれています。

「シックハウス症候群」の訴えが急増したため、

2003年の建築基準法改正により、現在の

シックハウス対策は以下のようになっています。

 

 

~ホルムアルデヒド対策~

ホルムアルデヒドは木質建材などに使われている

刺激のある気体です。

 

*内装仕上材の制限

内装仕上げに使用するホルムアルデヒドを発散する

建材の面積が制限されています。建材の中でも

ホルムアルデヒドの放散量が少ないものには

「F☆☆☆☆」などのマークが表示されています。

☆の数が多いほどホルムアルデヒドの放散量が少ない

建材で、最高グレードは「F☆☆☆☆」でフォースター

と呼びます。

 

*換気設備設置の義務付け

原則としてすべての建築物に24時間機械換気設備の

設置が義務付けられています。

 

*天井裏などの制限

天井裏などから居室へのホルムアルデヒドの流入を

防ぐための措置を行います。

 

 

~クロルピリポス対策~

居室を有する建築物には、シロアリ駆除剤の

クロルピリポスの使用を禁止します。

 

<<日常のご注意>>

新しい家具やカーテン、カーペット、

家具や床に塗るワックス類、防虫剤、芳香剤、消臭剤、

洗剤、化粧品、香水、整髪料などにもVOCを発散する

ものがあるので注意しましょう。

 

新築当初やリフォーム後は特に、換気や通風を

心がけましょう。

 

気温が高くなる夏場は、化学物質の発散が増えるので

こまめに換気をしましょう。その際には、

一度に複数の窓を開けて、空気の循環をよくすると

効果的です。

 

24時間換気システムのスイッチは

常時ONにしましょう。

 

 

次回は防災対策(火災)について

ご紹介させていただきます。

 

 

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